【消費者啓蒙活動】H19年度交流会
消費者と牛肉生産現場との産地交流会実施 2008/1/23
消費者が、肉牛の飼育状況や食肉加工工場を見学。食肉生産の現状を確認し、日頃感じている食肉に対する疑問等について意見交換を行いました。
食の安全・安心のために
最近は食品偽装の事件などが相次ぎ、消費者の食品への関心はますます高まっています。
自分たちの目で安心を確認できるため、昨年、大好評だった交流会。今年も県内各地から47名が参加しました。
牛に優しい牛舎
はじめに、貸切バスで高森肉牛ファームへ。そこには約1000頭の牛が育てられています。「モォ~」と元気な鳴声でお出迎え。
牛舎は臭いが少なく、私たちが歩く床面も汚れていません。
その理由は独特な牛舎環境。
牛が動くことで、敷料と糞が混ざり、勾配をつけた床面から1m下の通路に落ちます。汚れた敷料が定期的に蹴り出されることで、きれいな状態が保たれているんですね。
細やかな個別の健康管理
牛は嗅覚が優れた動物で、前日のえさは絶対に食べないとか。高品質の和牛を育てるために、えさの種類や配合まで、細かく管理されているんですね。
高森亭のお肉いっぱい弁当に大満足
徹底し衛生管理
最後に、本社プロセスセンターを見学。「外部から汚れた物を入れない」ということで、白衣、キャップ、マスクを着用し中へ入りました。
器具の消毒はもちろん、出入りするスタッフの消毒設備、菌を増やさないための温度管理など、徹底した衛生管理がされていました。
安堂畜産では、肉牛の肥育から店舗販売までを登録範囲とした「ISO9001-HACCP」を、日本の食肉業界で初めて取得しました。
安心・安全を食卓へ
帰りに、肉のこーべや玖珂店でショッピング。今回の見学で高森牛のファンになった人が多かったようす。学んだことを思い出しながら、お肉や野菜をカゴいっぱい買って帰りました。
~参加者の感想・ご意見~
・県産のものを県民に、という地産地消の取り組みが良いと思った。
・今まで無意識に牛肉を食べていたが、今回の現地視察で牛の飼育の大変さがよく分かった。これからは感謝して食べたい。
・牛は放牧して育てるものばかりと思っていた。一頭一頭、きちんと把握されているので安心だと思った。
・高森牛の名前は知っていたが、初めて見学できて良く分かった。県産牛がたくさん店頭に並ぶように努力してほしい。
・これからも消費者に安心安全のため、専門的な情報を分かりやすく公開してほしい。