■理念 philosophy
これは、安堂グループのテーマです。「安心・安全」、「美味しい」、「地産地消」を目指すことによって、これを実現しようとしています。
サシ(脂肪分)がたくさん入った牛肉が良いとされる風潮があります。しかし、サシを無理に増やすことは牛の健康を損なうことつながります。
安堂グループは、健康な牛を育てることによって、「美味しさ」と「安心・安全」を両立することを目指しています。グループ内において、繁殖から肥育、製造までの全てを一貫して行い、真の「地産地消」を追求するのも、すべてはこのテーマのためです。
■生産プロセスと各段階での取り組み
- 地産地消●自社で繁殖…県東部では最大規模の繁殖センター
地産地消●母体へ付ける種は山口県で生産された種牛限定
地産地消●自社農園や玖西盆地産の牧草や飼料米等を与える
安全・安心●広々、余裕のある牛舎と野外運動場による健康管理
安全・安心●敷地入口には、自動車を車両消毒する設備
- 安全・安心美味しさ地産地消
●自社設計の飼料により、牛の健康と美味しさの追求
サシ(脂肪)が多すぎると牛の体には負担になり、健康を損なうことにつながります。そこで、バランスよくサシが入ることを目指しています。また、肉のうま味成分・オレイン酸を多く含む美味しい肉を追求し、オレイン酸含有率57%(黒毛和牛の平均は45~49%)という高い数値を達成しています。
安全・安心地産地消
●肥育員の観察による個体別の健康管理
病気を持つ個体や他の牛との競争に負けて弱ってしまう個体を早期に発見。病育棟に移して、特別なケアを実施しています。
- 安全・安心
●オンレール方式による枝肉製造
処理する牛が床や壁に触れることのないオンレール方式を導入。剥皮時など、皮上の菌が皮下へ付着するのを防ぎます。
安全・安心美味しさ
●シャワーリング、徹底した温度管理による殺菌・静菌
枝肉に食品添加物として認可されている殺菌水を噴霧。枝肉に付着する菌数を
下げ、HACCPの厳しい基準をクリア。同時に、カビの発生や作業空間の特有のにおいも抑えることができます。
安全・安心美味しさ
●熟練した技によるスピーディな脱骨作業による鮮度保持
安全・安心
●HACCPとISO9001の認証取得による衛生管理・品質管理
HACCPは、NASA(アメリカ航空宇宙局)による宇宙食の安全を管理する手法です。安堂グループは、この国際的な衛生管理システムを食肉製造・加工及び店舗販売において導入し、厳しい審査をパスし、認証を受けています。
ISO9001は品質を保証するための国際規格です。
- 安全・安心
●安堂畜産が技術と知識により、部位別の美味しさを追求
美味しく味わっていただくために、部位別にそのカット方法等の加工技術は異なります。現場では日々、この技術の修練に取り組んでいます。
安全・安心美味しさ
●「生食肉加工施設」の許可(山口県)を得て、「たたき」を製造販売
飲食チェーンにおける食中毒事件以降、生食用食肉について厳しい規格基準が設定されています。安堂畜産はこれをクリアーし、山口県から許可を受けた中四国で唯一の施設です。
美味しさ
●「熟成肉」等の開発による新たな「美味しさ」の追求
近年、美味しい牛肉として「熟成肉」が話題に登ることが多くなりました。安堂畜産では、早くからドライエイジングと言われる熟成方法の開発に取り組んできました。現在、直営店及び各地のレストランへ卸売りを行っています。
- 安全・安心美味しさ
●卸売りは、店舗別の使い切り期間を予測し生産数を調整。冷蔵車で配送。
卸売りをさせていただいている店舗様において、商品の鮮度を保つために、使い切り期間を予測して、冷蔵車にて配送しています。また営業マンが定期訪問し、ニーズに合った商品を提案します。
美味しさ
●店舗の要望に応じて、部分肉を提供
美味しさ
●山口県東部を中心とする直営店による販売
精肉の直営店を〇店舗展開しています。対面販売では、お客様との対話を通じて、ニーズを把握し、商品・サービスの向上に努めています。
美味しさ地産地消
●遠方の消費者・店舗へ直接届ける通信販売
●直営レストランによる消費ニーズの把握、新レシピや商品開発
直営レストラン「高森亭」は、消費者への新しいお肉料理の提案を行う場所です。素材の美味しさはもちろん、新たなレシピの開発や、加工食品の開発を担っています。