牛の珍味「ヒキサキ」の実食レポート
ヒキサキはどこの部位!?
ヒキサキとは、首を支えているじん帯のことをいいます。牛一頭からたった2本しか取れない希少部位なんだとか。
色が少し黄色みがかって見えるため「黄スジ」と呼ばれることもあります。
昔は、肉をさばく職人さんたちが仕事の合間に、薄く切ったヒキサキをストーブで炙って食べていたといいます。まるでスルメイカのような食べ方ですね。
さて、大きな牛の頭を支えているだけあって、硬そうなスジですが、どんな食感、味なのか…さっそく調理をしてみます。
食べるにはまず茹でてから
安堂会長いわく「とにかく硬い!」とのこと。
長い時間煮込まないと食べられないということなので、今回は圧力なべを用意しました。
圧力なべに水とヒキサキを入れて、10分間加圧した後、火を止めて自然放置します。
柔らかくなったら適当な大きさに包丁で切り、それを手でさいて塩や醤油など好みの調味料で食べます。
昔の職人さんのように、食べ方はスルメイカですが、食感はコリコリ。これはクセになりそうです。
「これは炒めたら美味しいかも」とひらめき、おまけにもう一品。
柔らかくしたヒキサキをさらにカリッと炒めてみました。
黒コショウを効かせると、ビールのあてにぴったり!芳ばしい香りがさらに美味しさを引き立てます。
寒くなる季節には、熱燗と一緒もいいかもしれませんね。
今回は牛の珍味「ヒキサキ」を調理してみました。
ヒキサキが気になる方は、安堂畜産直売所へお問合せください。