第3の胃「センマイ」を実食レポート

ヒダが千枚!?

「センマイ」は精肉店や焼き肉屋に行けば、普通に目にする部位です。
売られているのは、下処理もされ、食べやすいようにカットされていますよね。

センマイとは、牛の第3の胃。その内壁には幾重にもヒダが重なっているので「千枚(センマイ)」と呼ばれるようになったといいます。
そのため、ヒダの間のゴミや汚れを取り除く下処理は必須です。

センマイ刺しに挑戦!

右側が安堂畜産のセンマイ

センマイは黒みがかっていますが、これは胃が活発に動いていた証拠。
安堂畜産のセンマイは、特に黒みがかっています。
その理由はこちら

せっかくなので、表面の黒みがかった薄皮を取り除き「白センマイ刺し」にしてみます。

幾重にも重なったヒダを4~5枚のかたまりで切り分けていきます。
大小いろんな大きさのヒダが重なっているので、刺身には長いヒダを使います。
そのまま80℃くらいの湯で1分間湯通しします。


そうすると、黒い薄皮が手で取れるようになります。
薄皮を丁寧に取り除くと、きれいな白色のセンマイに。

センマイ刺しは、独特の歯ごたえがあり、鉄分が多くカロリーは控えめのため女性に人気なんだとか。
クセのないセンマイ刺しは、チョジャンやぽん酢などお好みの調味料でどうぞ。

焼肉にするときは、薄皮を取らずにそのまま焼いて食べることができます。

今回は、ホルモンの下処理も体験。これはプロの仕事だなと実感しました。
いつも美味しく食べられるように、丁寧に下処理をしてくれている店員さんに感謝する実食レポートになりました。

センマイ刺しにする場合は、必ず新鮮なセンマイをお買い求めくださいね。
わからない場合は、対面コーナーのスタッフの方に確認をお願いします。