和牛オリンピック山口県代表肉牛(高森牛)の精肉販売&実食レポート
2022年11月3日
5年に1度開催される全国和牛能力共進会(和牛オリンピック)が10月、鹿児島県で開催されました。山口県代表に選抜されたのは、周東町の畜産農家・森田真二さんが育てた七十三郎号。大変珍しい、生粋の高森生まれで高森育ちの高森牛です。これを安堂畜産が競りで入札。晴れてこの日、精肉が発売を迎えました。店頭には、山口県代表の証、化粧まわしが飾られ、その特別な牛肉が販売されています。
これぞA5ランク・B.M.S12番のお肉
さすが県代表です。最高等級のA5ランクの評価に加え、サシ(霜降り)の入り具合を評価するB.M.S(牛脂肪交雑基準)でも最高のNo.12にランクされたお肉です。ロースステーキや焼肉用カルビなど、どれも見事な霜降りです。
「高森に生まれて育ったというのは、実は珍しいことなんです。それが5年に1度の大会に選ばれたんですから、すごいことです」と、精肉担当の木原さん。
前夜は、お肉の盛り付けを考えてよく眠れなかったとか。朝4時過ぎから準備したそうです。
牛のタタキ(冷凍)も
生肉だけでなく、モモなどの赤身肉は安堂畜産名物の牛タタキにして販売しています。
チラシを見て店頭に訪れた男性は、このタタキをたくさんカゴに入れていました。
「こんなお肉を食べられる機会はなかなかないから…。従業員に配ろうと思って」とその男性は20個をまとめ買い。その会社の従業員さんは幸せ者ですね。
味見してみる
▲和牛オリンピック山口県代表肉牛の小間切れ肉
▲和牛オリンピック山口県代表肉牛の角切り肉
記者も味見をしてみようと、購入してきました。
通常の競り値の倍以上で競り落としたお肉ですから、お値段も高めです。でも、小間切れや角切りなら手が出ます。これらには、ロースステーキやカルビの端切れが混ざっているとのことです。
まずは小間切れ肉をフライパンで焼いてみました。
肉の味がわかるように味付けは塩・コショウだけです。
▲小間切れ肉をフライパンで焼いてみた。
なんとも濃厚な味わいの焼肉になりました。ご飯に載せれば、いくらでもお代わりしたくなる。
そんな美味しさです。
次に、角切りを、こちらは火で炙り焼きにしました。
▲角切り肉を炙り焼きにして切ってみた。
焼いた後、角切りをさらに切ってみると、見事なピンク色。これも塩とコショウだけでいただくと、噛むほどに肉汁と脂がジュワーっと溢れました。これには思わず、「ビール!」と叫んでしまいました。
5年に一度の和牛オリンピックに山口県代表に選ばれた肉牛。しかも、高森生まれ、高森育ちの生粋の高森牛です。地元でこれを味わえることに感謝です。そして、陳列ケースに並んでいたロースやヒレのステーキを食べたらなら、どんな風だろうと、想像を巡らせたのでした。
生肉が売切れても、牛タタキ(冷凍)がある!
なお、この肉牛の赤身肉は「牛タタキ」として冷凍品が店頭にたくさん並んでいます。
生肉は間に合わなくても、まだ「牛タタキ(冷凍)」は残っているかもしれません。
ぜひ、肉のこーべや玖珂店へ足を運んで、お求めください。