美味しい牛筋・ハラカワが、小分け包装になって店頭に!
以前にも取り上げたことのある「ハラカワ」が再登場です。ハラカワはまさしく腹皮。腹筋の内側で内臓を守っている硬くて強い皮です。別名を「ハラミスジ」「メンブレン」と言います。高森地区では、「ダンバラ」とも言います。おでんのネタとして、串にささったものを良く見かけます。
「今までは、10kg単位で業務用にしか出していなかったけど、今は1kg単位で小売りするようにしたから、家でも楽しめるよ」と、安堂光明会長。
早速、安堂グループ直営の「肉のこーべや玖珂店」に直行しました。

安堂会長の言う通り、白くて薄いプレート状のハラカワを発見しました。ハラカワはもともと牛1頭で150~200gくらいしか取れない希少部位です。購入したのは130g。これで1頭分とのこと。肉牛の姿を思い浮かべながら、ありがたく購入しました。

皮といっても、そのままではとても嚙み切れない硬いスジですから、ボイルによる下処理は欠かせません。圧力鍋を使って10分ほど加熱したあと、圧力が下がったら柔らかくなる。…そのはずでした。
ところが、若手スタッフに鍋番を任せていたところ、10分加熱した直後、圧力が下がるのを待たずに鍋のフタを開けてしまったのです。ああ、ちゃんと説明しておけばよかったと、反省しきりです。
少し硬さは残っていましたが、料理の過程で茹でるので、そのまま進めることにしました。
トマトソース煮
今まで作ったことのない料理をということで、トマトソース煮にチャレンジしました。ハラカワを食べやすい大きさにカットし、みじん切りの玉ねぎ、ニンニク、オリーブ油で炒めたら、トマト水煮缶とコンソメ、ウスターソースを適量入れて煮込みます。最後に塩と胡椒とバターで味を調えたら出来上がりです。
こちらも若手社員に任せて調理。圧力鍋のこともあって、いささか心配でしたが、失敗したらまた作ればいいと、腹をくくりました。

この見た目に、生唾をごっくんしました。口に入れると、トマトの甘酸っぱさが広がります。ハラカワはやはり少し硬い感じでしたが、噛むほどにコリコリとした音とうま味が感じられました。
この美味しさに、圧力鍋でのミスも帳消し。若手社員もほっとした顔になりました。
ハラカワ丼
もう一品、今までにない料理をということで、ハラカワを使った丼に挑戦。やはり食べやすい大きさにカットして、今度はこんにゃくとニンジンを投入し、水・清酒・みりん、さらに醤油・味噌・塩・かつおだしで味を調えて、煮込みました。トマトソース煮込みのときもまだハラカワは硬かったので、少し長めに15分程度煮込みました。

お味はというと、これまた、美味しい! よく煮込んだだけあってハラカワが柔らかくなり、こんにゃくやニンジンにも味が良く染みています。黄身を潰して混ぜるとこれまた濃厚な味わいになりました。
安堂グループ直営の「肉のこーべや玖珂店」では、このハラカワをはじめ、普通のスーパーでは扱っていない珍しい部位に出合うことができます。記者が大好きな希少部位・ミミクリ、マグロの中落にあたる「そぶり肉」等。冷凍コーナーは宝の山です。
その冷凍コーナーでハラカワを見つけたら、ぜひ、お試しください。定番のおでんのネタにしてもよし、煮込み料理にも持ってこいです。
なお、くれぐれも圧力鍋は圧力が下がるまで待ちましょう。
では、牛肉珍味の旅はまだまだ続きます。