まるでブドウの房!?「セマメ」の実食レポート

2個しか取れない希少な部位

牛の内臓といえば、ハツやレバー、ミノなどが思い浮かびますよね。
「セマメ」と呼ばれている内臓はご存知でしょうか?いったいどこの部位かわかりますか?

答えは牛の腎臓です。
牛の腎臓はブドウの房のように豆がたくさんくっついているような見た目をしています。そのため、「マメ」や「セマメ」と呼ばれるようになったといいます。
牛1頭から500g前後の腎臓が2つだけしかとれない希少な部位です。

ちなみに、昔から子どもにセマメを食べさせると、おねしょが治ると言われているそうですよ。

さて、初めて耳した「セマメ」。どんな食感でどんな味なのか…
さっそく下処理から始めます!

下処理はしっかり!

腎臓は内臓なので、やはり臭みのある部位です。下処理はしっかりするのがおすすめです。

まず、小さなかたまりごとに切り分け、それを薄くスライスします。
白い部分は脂なのできれいに取り除きます。

塩水に30分くらいつけ、臭みを取ります。
途中、水は何回か変えましょう。

おすすめ調理は…手軽に焼肉!

今回は、手軽に焼肉にしてみました。
内臓なので、しっかり火を通してくださいね。

さて初めて「セマメ」を実食…
やや歯ごたえがあり、レバーに近い味です。味付けは、シンプルに塩コショウで、ぽん酢でも美味しくいただけました。

臭み強いと聞いていたのですが、全く気になりません。
その理由は、安堂畜産ではと畜後すばやく内臓を処理をするため、他で売られているセマメより臭みがないということです。新鮮な証拠なんですね。

これから日に日に暖かくなり、桜の咲く季節ももうすぐそこ。
バーベキューをするときは、ぜひセマメをメニューに加えてみてくださいね。

下処理するのが大変…という方は、こーべや玖珂店で下処理後、スライスした「セマメ」を購入することができますよ。
下処理から挑戦したい!という方は、安堂畜産本社までお問合せください。